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シュリンクとインモードを併用する組み合わせが、単独で受けるより優れている理由と順番、条件

By Dr. Lee1 min read

年齢を重ねると顔のたるみも気になりますが、それと同時に毛穴が開いたり肌のきめが粗くなったりすることも悩みの種になります。ところがクリニックに行くと、シュリンクだけでなくインモードも一緒に受けるよう勧められることが少なくありません。なぜ一つで終わらせず二つを組み合わせるのか、本当にそれだけの理由があるのか気になる方も多いでしょう。

二つの機器を併用しようという提案は、単に売上を伸ばすための勧誘のように聞こえることもあります。しかし、それぞれの機器が実際に働きかける肌の深さを一つずつひも解いていくと、なぜこの組み合わせが生まれたのか納得できます。

シュリンクは超音波で肌の深い層にアプローチする機器で、インモードは高周波で浅い層と脂肪まで働きかける機器です。作用する深さが違うため、片方だけでは届かない層が出てきます。そこでこの記事では、二つの機器を併用する論理と実際の施術順、間隔について一つずつ説明します。

シュリンクの超音波は肌のどこまで届くのか?

シュリンクはHIFU(高密度焦点式超音波)という方式を使います。複数方向から発した超音波を肌の中の一点に集め、その一点だけに瞬間的に高い熱を作り出す仕組みです。虫眼鏡で太陽光を一点に集めると、その部分だけ熱くなる現象と似ています。

この熱が届く場所がSMAS層です。皮膚と筋肉の間にあり、顔の輪郭を支える筋膜の層で、顔がたるまないよう支える下着のような層とイメージするとわかりやすいでしょう。表面ではなくこの深い層に微細な熱ダメージを与えると、体がこれを修復する過程でコラーゲンというタンパク質を新たに作り出します。コラーゲンは肌を内側から支える柱のような存在なので、柱が新しく立てば、たるんでいた部分が少しずつ引き上がってきます。そのためシュリンクは施術直後よりも、2ヶ月から6ヶ月ほどかけてゆっくりとハリが出てくるといわれています。

ここで重要なのは、超音波がその間の層はそのまま通過するという点です。レンズで光を一点に集めるとき、レンズを通過する他の部分は熱くならないのと同じ理屈です。そのためシュリンクだけを受けるとSMAS層は刺激されますが、その上にある真皮や表皮は比較的あまり刺激されません。つまりシュリンクは顔を支える柱そのものを立て直す施術であって、表面のきめや毛穴まで一緒に整える施術ではないのです。

インモードの高周波はなぜより浅い層で働くのか?

インモードは高周波、つまりラジオ波エネルギーを使います。超音波のように一点に集める代わりに、二つの電極の間に電流を流し、その経路にある組織全体に熱を発生させる方式です。電気毛布が面全体を温めるのと似た原理です。

そのためインモードが作用する深さはシュリンクより浅くなります。主なターゲットは真皮層と、その下の浅い脂肪層です。真皮はコラーゲンと弾力線維が集まっている層で、ここに熱を加えるとコラーゲンが刺激され、肌のきめや毛穴が整っていきます。年齢を重ねるとコラーゲンを分解する酵素であるMMPの働きが活発になり、柱が少しずつ弱くなっていきますが、熱刺激はこの流れに逆らって新しいコラーゲンを再び満たしていくイメージです。浅い脂肪層に熱を加えると、脂肪細胞のサイズが縮小する効果も報告されています。一部のインモード機器では、高周波に微細な機械的刺激を組み合わせることで、より精密に浅い層へ熱を届けるものもあります。

簡単に言えば、インモードは顔の表面に近いきめとボリュームを整える役割を担っています。

二つの機器を併用すると本当に相乗効果があるのか?

シュリンクは深い層の柱を立て直し、インモードは浅い層のきめとボリュームを整えます。作用する層が重ならないため、二つの機器を併用すれば片方だけでは届かない層まで同時に刺激できるという論理があります。

実際に多くのクリニックが二つの機器を併用している理由は、次のとおりです。

  • たるみときめの両方が気になる人が多いためです。シュリンクだけでは輪郭は良くなっても、毛穴やきめまでは大きく変わらないケースがあります。
  • 層ごとにコラーゲンが作られるタイミングが異なり、回復のプロセスが時間差で続くためです。深い層と浅い層がそれぞれ違う速度で再生することで、効果がより長く続くと報告されています。
  • インモードの脂肪減少効果が、シュリンクで立て直した輪郭線をより際立たせるためです。たるんだ肉が減ることで、リフティング効果も目に見えやすくなります。

ただし、二つの機器を併用した場合の相乗効果を直接比較した大規模研究は、まだ多くありません。理論上は理にかなった組み合わせという程度に理解するのが正確です。

施術の順番はどちらを先に受けるべきか?

クリニックによって順番は多少異なりますが、インモードのような高周波を先に受け、シュリンクの超音波を後に受ける方法がよく採用されています。高周波で組織をあらかじめ柔らかく温めておくと、その後の超音波エネルギーが深い層までより均一に伝わるという考え方です。

反対にシュリンクを先に受け、インモードを後に受けるクリニックもあります。深い層を先に刺激してから表面のきめを整える順番のほうが自然だという論理です。どちらの方法も臨床で実際に使われており、どちらが明確に優れているとは決まっていません。施術者の経験や個人の肌状態によって、順番は変わり得ます。

何回、どのくらいの間隔で受ければいいのか?

コラーゲンが新しく作られて定着するまでには時間がかかります。そのため二つの機器を同じ日にまとめて受けるより、2週間から4週間の間隔を空けて分けて受ける方法がよく推奨されます。このように設計する理由は、次のとおりです。

  1. 組織が回復している間に次の刺激を与えるほうが、細胞反応を持続させるうえで有利だからです。
  2. 一度に熱刺激を与えすぎると、むくみや敏感な反応が重なって現れることがあるため、間隔を空けることで回復の負担が軽くなります。
  3. コラーゲンが作られる速度は人によって異なるため、経過を見ながら次の施術のタイミングを調整できるからです。

一般的にシュリンクは6ヶ月から1年の間隔で、インモードはそれより短い2週間から4週間の間隔で3回から5回に分けて受ける方法がよく使われています。正確な回数や間隔は肌の状態と目的によって、担当医と相談して決めるのが望ましいでしょう。

肌の厚みと脂肪量によって設計が変わるのはなぜか?

同じシュリンク、同じインモードでも、すべての人に同じ強さと回数で施術するわけではありません。顔の肌の厚みや脂肪量は人によって異なるためです。

肌が薄く骨が目立つ部位は、熱が必要以上に深く入ると神経や血管の近くまで届いてしまう危険があります。反対に頬のように脂肪が厚い部位は、同じ強さで照射しても熱が十分に伝わらず、効果が弱まることがあります。そのため熟練した施術者は、部位ごとにシュリンクの超音波の深さとインモードの高周波の強さを個別に調整します。

フェイスラインのように骨に近い部位は比較的浅い深さのカートリッジを使い、頬のように肉付きのある部位はより深いものを使います。このように部位ごとに設計を変えることで、効果と安全性を同時に確保できます。カウンセリングで肌の厚みを測り、脂肪の分布を目で確認する工程は、そのため欠かせないステップなのです。

併用が向いているのはどんな人か?

  • たるみだけでなく、毛穴や肌のきめも気になる人に向いています。シュリンクだけでは表面のきめまで整えるのは難しいためです。
  • 顔にボリュームがあり、輪郭改善の効果をより実感したい人に向いています。インモードの脂肪減少効果が役立ちます。
  • 併用に必要な3回から5回程度の施術スケジュールを確保できる余裕がある人に向いています。併用する分、通院回数と回復期間を考慮する必要があります。

反対にたるみが非常に強い場合や、肌がとても薄く敏感な場合は、二つの機器を一度に受けるよりカウンセリングを通じて優先順位を決めるほうが安全です。

痛みと回復はどう違うのか?

シュリンクは超音波エネルギーが深い層に瞬間的に集中するため、施術中にピリッとした痛みを感じることが多く、インモードは表面的な熱感が中心なので比較的痛みは軽いという報告が多くあります。二つの施術を一緒に受けると、むくみや赤みが1、2日ほど長く続くことがあるため、大事な予定の前には余裕を持って受けるのがおすすめです。まれに一時的な麻痺感やたるみが報告されることもあるので、施術前に既往歴や服用中の薬について医療スタッフに伝えておくと安心です。

References

Korean Dermatological Association, Ministry of Food and Drug Safety (MFDS), American Academy of Dermatology (AAD), and U.S. Food and Drug Administration (FDA).

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診療を行う美容医師が執筆しており、一般的な教育目的です。個別の医療アドバイスに代わるものではありません。

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