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リフティング施術後の効果と持続期間、むくみとケア方法まで

By Dr. Kim1 min read

HIFU、RF、糸リフトのようにメスを使わないリフティング施術を受けると、皆さん似たような質問をされます。ダウンタイムはどれくらいか、効果はいつごろ目に見えてくるのか、そしてこの効果はどれくらい長く続くのかということです。非手術リフティングは即座に変化が出るというより、数ヶ月かけて徐々に定着していく方式に近いものです。施術直後のむくみや赤みが引くまでの時間と、肌の中でコラーゲンが新しく定着するまでの時間は、まったく別の話です。施術の種類によってダウンタイムも異なり、効果が続く期間にも大きな差があります。施術後のケア方法によって結果が変わるという話もよく聞きますが、実際に根拠がしっかりしている部分と、まだ経験則に近い部分は分けて見る必要があります。施術を控えている方も、すでに受けた方も、回復過程と持続期間、再施術のタイミングまで実際の研究データをもとにあらかじめ把握しておくとよいでしょう。

施術ごとのダウンタイムと持続期間をひと目で見ると、次のとおりです。

施術ダウンタイム効果の持続
HIFU(超音波)赤み、むくみが数時間~数日約6~12ヶ月
RF(高周波)ほとんどなし、短時間の赤み約6~12ヶ月
糸リフトむくみ、内出血が1~4週間6~24ヶ月

HIFU施術後の改善率は90日目の36%から180日目には52%へ、満足度は42%から53%へと徐々に上昇する
HIFU施術後の改善率は90日目の36%から180日目には52%へ、満足度は42%から53%へと徐々に上昇する

リフティングの効果はいつから現れる?

非手術リフティングの効果は二つの段階に分かれます。一つは施術当日に起こる即座の組織収縮で、もう一つは数ヶ月かけて徐々に生じるコラーゲンの再構築です。HIFUやRFの熱エネルギーが真皮や筋膜に届くと、コラーゲン線維がすぐに収縮します。このため施術直後から少しハリを感じるという方もいます。

本当の変化はその後から始まります。熱刺激で傷ついた組織を修復する過程で新しいコラーゲンが作られますが、これには時間がかかります。モノポーラRFを受けた人の肌を分析したある研究では、I型とIII型のコラーゲンが施術1ヶ月目から増え始め、3ヶ月目まで維持されました。

HIFUを扱った16件の研究をまとめたレビューでも似たような流れが見られます。肌のたるみの改善率は施術90日目で36%でしたが、180日目には52%まで上がりました。満足度も90日目の42%から360日目には53%へと着実に増えていきました。施術当日にドラマチックな変化を期待するより、8週から12週の間に本格的に効果が現れ、3ヶ月から6ヶ月の間に最もはっきりしてくると考えるのが現実的です。

ダウンタイムはHIFUが赤みとむくみを経験するケースが約40パーセントで数時間~数日、RFは重大な副作用なく短時間の赤みのみ、糸リフトはむくみ35パーセント・陥没10パーセントで1~4週間かけて落ち着く
ダウンタイムはHIFUが赤みとむくみを経験するケースが約40パーセントで数時間~数日、RFは重大な副作用なく短時間の赤みのみ、糸リフトはむくみ35パーセント・陥没10パーセントで1~4週間かけて落ち着く

施術別のむくみと回復期間

ダウンタイムは施術方式によってかなり違いがあります。HIFUは20人を対象にしたある研究で、軽度の副作用が40%に見られました。ほとんどが一時的な赤みとむくみで、内出血が見られたケースも一部ありました。573人をまとめた総合データでは副作用の発生率が2%程度と低く、施術中の痛みは10点満点中3.8点ほどと報告されています。神経が一時的に圧迫されて表情がぎこちなくなるケースもまれにありますが、ほとんどは時間の経過とともに回復します。

RFは三つの中でダウンタイムが最も短い方式です。40人を対象にした無作為比較研究では、重篤な副作用は一件も見られませんでした。やけどのように見える一時的な赤みが出ることはあっても、ほとんどが24時間以内に落ち着きました。

糸リフトは比較的回復期間が必要です。26件の研究をまとめたデータによると、むくみが35%、肌がへこむ陥没現象が10%、感覚異常が6%に見られました。吸収性の糸を使った場合は陥没が3.1%だったのに対し、非吸収性の糸は11.7%とより高く、感染は2%程度でした。50歳以上では陥没の割合が16%とさらに上がりました。むくみや内出血はたいてい1週間から2週間以内に落ち着きます。

効果の持続期間はHIFUとRFが6~12ヶ月、PDOが6~8ヶ月、PLLAが12~18ヶ月、PCLが12~24ヶ月とされている
効果の持続期間はHIFUとRFが6~12ヶ月、PDOが6~8ヶ月、PLLAが12~18ヶ月、PCLが12~24ヶ月とされている

効果はどれくらい続く?

持続期間は施術方式と糸の素材によって異なります。HIFUは3ヶ月目あたりから効果がはっきりし、おおよそ12ヶ月まで維持されるケースが多く見られます。45件の研究をまとめたデータでは肌のたるみの改善が18%から30%程度と報告されています。ただし12ヶ月を超えても効果が残るかどうかを確認した研究はまだなく、それ以上を強調する広告文句は根拠より先行していると考えるべきです。

RFは無作為比較研究で6ヶ月の持続が確認されています。12ヶ月まで続くという話はまだ推測に近く、それだけ長い期間を直接追跡した臨床データは不足しています。

糸リフトは糸の素材ごとに吸収期間が異なり、この期間がそのまま効果の持続期間と連動します。PDOは6ヶ月から8ヶ月、PLLAは12ヶ月から18ヶ月、PCLは12ヶ月から24ヶ月とされています。ただしこれらの数字はほとんどが臨床経験に基づく経験則に近いものです。PCLの24ヶ月という数値は糸ではなく同じ成分のフィラーを扱った研究から出た値で、ある動物実験ではPCL、PLLA、PDOの順に長く維持される傾向が確認されています。人の顔で長期間追跡したデータはまだ十分ではないという点を踏まえておくとよいでしょう。

再施術は同じ層には3ヶ月以内は避け、6ヶ月目に再評価し、6~18ヶ月の周期でメンテナンスする
再施術は同じ層には3ヶ月以内は避け、6ヶ月目に再評価し、6~18ヶ月の周期でメンテナンスする

再施術は何か月後に受ける?

再施術の時期をぴったり決めてくれる無作為比較研究はまだありません。そのためこの部分は臨床現場で積み重ねられた経験に頼ることになります。

同じ部位、同じ層には3ヶ月以内に再度施術しないのが一般的な基準です。先の施術で刺激を受けた組織が回復し、コラーゲンが定着するのにそれくらいの時間が必要だからです。通常は6ヶ月ほど経った時点で状態を再確認し、たるみが再び進行していればそのとき追加の施術を検討します。

メンテナンスの周期はおおよそ6ヶ月から18ヶ月の間で設定するケースが多く見られます。たるみが強い部位は年に1回ほどのケアとして受ける方もいます。HIFUとRFを一緒に受ける併用施術も臨床現場では珍しくありませんが、この組み合わせの効果を直接比較した研究はまだ観察研究の段階にとどまっています。再施術の判断は、写真で変化を比較したり、担当医と相談したりしながら決めるのが無難です。

糸リフトを再度受ける際には、以前に入れた糸がどれくらい吸収されたかも合わせて考慮します。PDOのように吸収が早い糸は6ヶ月前後、PLLAやPCLのように長く残る糸はそれより遅めの時期に再施術を計画するのが自然です。急いで重ねて入れるより、組織が回復する時間を十分に取るほうが安全です。

施術後は紫外線対策、禁煙、サウナや激しい運動を控えること、糸リフトの場合はマッサージを避けることが勧められる
施術後は紫外線対策、禁煙、サウナや激しい運動を控えること、糸リフトの場合はマッサージを避けることが勧められる

施術後の数日間にすることと避けること

施術直後の数日間は、いくつかのポイントだけ気をつければ大丈夫です。日焼け止めは毎朝しっかり塗るのがよいでしょう。施術部位は刺激に敏感になっている状態のため、紫外線の影響をより受けやすくなっています。

喫煙はできれば数日程度控えるか、やめるほうが回復の助けになります。たばこの成分がコラーゲンの合成を妨げることはよく知られています。

サウナや岩盤浴、激しい運動は、むくみが引くまで数日は控えるのが安全です。熱と汗が施術部位を刺激することがあるためです。保湿もふだんより意識してケアするとよいでしょう。

糸リフトを受けた場合は、マッサージには特に注意が必要です。糸が定着する前に強くこすると、位置がずれたり陥没が生じたりすることがあります。少なくとも2週間程度は、顔を強く押したりこすったりするケアを避けるのが安全です。

大げさな表情やうつ伏せで眠る姿勢も、施術直後の数日は控えるほうがよいでしょう。糸や組織が完全に定着する前に外部から力が繰り返し加わると、望んだ位置からずれてしまうことがあります。飲酒はむくみを悪化させることがあるため、施術直後の数日は控えるのが無難です。

紫外線対策や禁煙のように基本を守るケアが、リフティング効果を長く保つうえで最も大きく影響する

施術後のケア方法に根拠はある?

施術後のケア方法としてよく耳にする話は多いものの、根拠の重さはそれぞれ異なります。

紫外線対策はその中でも特に根拠がしっかりしています。903人を対象にした研究で、日焼け止めを継続的に塗ったグループは肌の老化サインが24%少なく見られました。リフティング施術の後だけでなく、ふだんから続ける価値のある習慣です。

禁煙も根拠がはっきりしています。ある研究では喫煙者のコラーゲン合成が非喫煙者より18%から22%低いという結果が出ています。コラーゲンが新しく定着する必要があるリフティング施術後は、特に意識しておきたいところです。

一方で、サウナや激しい運動を控えて保湿を心がけるようにというアドバイスや、糸リフト後にマッサージを避けるようにという案内は、ほとんどが臨床現場で積み重ねられた経験則です。間違いというわけではありませんが、紫外線対策や禁煙ほどしっかりした研究に裏づけられているわけではありません。飲むコラーゲンサプリメントも、肌そのものの保湿や弾力には役立つという研究がありますが、リフティング施術の効果と相乗効果を生むという根拠はまだありません。結果に最も大きく影響するのは、紫外線対策や禁煙のように基本を守る習慣です。

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診療を行う美容医師が執筆しており、一般的な教育目的です。個別の医療アドバイスに代わるものではありません。

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