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フィラーを初めて受けるなら、持続期間と副作用、注意点まで

By Dr. Lee1 min read

フィラーのカウンセリングを初めて受けに行くと、期待と不安が同時に湧いてきます。鼻やほうれい線、へこんだ頬など気になっていた部分が自然に満たされるという期待がある一方で、血管が詰まることがあるという怖い話もどこかで耳にしたことがあるはずです。効果はどれくらい続くのか、気に入らなかったら元に戻せるのかも気になります。そこで、フィラーを初めて検討している方が実際によく聞く質問を集め、仕組みから安全性、持続期間、元に戻せるかどうかまで一つずつ解きほぐして答えました。不安なことほど先に知ってからカウンセリングを受けるほうが気持ちが楽になります。

フィラーはどうやってボリュームを足す?

フィラーに最もよく使われる成分はヒアルロン酸(hyaluronic acid)です。私たちの肌の真皮にもともとある成分で、水分を抱え込む力が強いため、注入した場所の体積を満たし、ハリも加えてくれます。鼻先やほうれい線、へこんだ頬のように組織が不足して見える部分にジェル状にして入れると、その空間を物理的に満たして即座にボリューム感を作り出します。

製品ごとに架橋の方法や粘度が違うため、深く入れて輪郭を作る製品と、浅く入れて小じわを埋める製品に分かれます。そのため同じヒアルロン酸フィラーでも、どの部位にどの製品を使うかによって結果が大きく変わります。

効果は打ってすぐ現れる?

フィラーはボトックスと違い、効果が比較的すぐに現れます。注射したその場で体積が満たされるためです。ただし施術直後は注射そのものによる腫れが重なって、実際より膨らんで見えることがあります。本当の仕上がりを見るには、腫れが引く1〜2週間ほど待ってから判断するのが正確です。

そのため大事な行事を控えているなら、当日ではなく最低でも2週間前には施術を終えておくのが安心です。自然な結果を望むなら、翌日すぐに焦って判断しないほうがよいでしょう。

フィラーの持続期間はどれくらい?

部位や製品、代謝の速さによって違いますが、おおよそ半年から1年、長ければ1年半ほど保たれることが多いです。唇のようによく動く部位は比較的早く吸収され、鼻や顎のように動きの少ない部位は比較的長く維持される傾向があります。

  • 唇、目の下のようによく動く部位: 比較的早く吸収されます。
  • 鼻、顎のように比較的動きが少ない部位: 比較的長く維持されます。
  • 架橋密度の高い製品: 分解が遅く、より長持ちする傾向があります。

体内のヒアルロニダーゼ(hyaluronidase、ヒアルロン酸を分解する酵素)という酵素が時間をかけて少しずつフィラーを分解していくため、永久的な変化ではなく、定期的にメンテナンスする施術として理解しておくのが正しい考え方です。

施術の痛みは強い?

ほとんどのフィラーには麻酔成分のリドカインがあらかじめ混ぜられているため、想像するより痛みは大きくありません。必要であれば施術前に麻酔クリームを追加で塗って、痛みをさらに抑えることもできます。針の代わりに先端が丸いカニューレを使う部位は、刺す回数が少ないため比較的痛みが軽い傾向があります。

施術後は注射した部分が腫れたり内出血が出たりすることがありますが、たいてい数日から1〜2週間以内に落ち着きます。敏感な部位ほど、施術前に痛みを抑える方法をあらかじめ相談しておくと緊張が和らぎます。

血管が詰まる副作用

フィラーで最も注意すべき副作用は、フィラーが誤って血管の中に入り込んで血管を塞いでしまうケースです。こうなるとその血管が供給していた皮膚組織に血が通わなくなり壊死が起きることがあり、ごく稀に目の周りの血管を伝って視力に影響することもあります。特に眉間や鼻、唇の周りは血管が複雑に走っている部位のため、より慎重な対応が必要です。

このリスクを減らすための要は、血管の解剖に詳しい経験豊富な医師に受けることです。カニューレのように先端が丸い器具を使うと血管を避けやすくなるため、危険度の高い部位ではカニューレが好んで使われることが多いです。施術中に肌の色が白っぽく変わる、強い痛みが出る、まだら状に変色するといった変化は、すぐに伝えるべき危険信号です。発生頻度そのものは非常に低いものの、まれだからといって軽く考えてよい問題ではないため、必ず理解したうえでカウンセリングを受けるのがよいでしょう。

気に入らなければ元に戻せる?

ヒアルロン酸フィラーは、問題が起きたり仕上がりが気に入らなかったりしたとき、ヒアルロニダーゼという酵素の注射で溶かして元に戻せます。この酵素はヒアルロン酸を分解する成分で、血管が詰まったときの緊急処置としても、単に形が強すぎたり左右差が気になったりするときの調整目的としても使われます。こうして元に戻せるという点が、ヒアルロン酸フィラーの最大の安全装置といえます。

ただし、コラーゲンの生成を促すタイプの非ヒアルロン酸系製品の一部は、このようにすぐ溶かすことができません。そのため初めてフィラーを受けるなら、どんな成分なのか、元に戻せる製品なのかをカウンセリングで確認しておくと安心です。

ボトックスとフィラーの役割の違い

ボトックスは筋肉の動きを抑えて表情じわを伸ばす施術で、フィラーはへこんだ部分に物理的なボリュームを足す施術です。眉間のように筋肉が繰り返し縮んでできるしわにはボトックスが、ほうれい線やへこんだ頬のように組織そのものが不足して見える部分にはフィラーが向いていることが多いです。

二つは作用の仕組みがまったく違うため、互いに置き換えることはできません。実際には両方を組み合わせて受け、眉間はボトックスで、横のボリュームはフィラーで補うケースも珍しくありません。どの組み合わせが合うかは、肌の状態を見て決めるのが確実です。

施術前後に守るべき注意点

施術の数日前からアスピリンやオメガ3、お酒のように血液をさらさらにするものを控えると、内出血が出にくくなります。施術当日は激しい運動やサウナのように血流を過剰に増やす行動は避けたほうがよいでしょう。施術する部位にニキビや炎症がある場合は、落ち着いてから受けるのが安全です。

施術後は数日間、その部位を強く押したりマッサージしたりしないことで形がきれいに落ち着きます。内出血や腫れが見えても多くは自然に引いていくため、焦って別の施術で隠そうとしないほうがよいでしょう。

フィラーを避けるべき場合

妊娠中や授乳中の方、ヒアルロン酸に過敏反応が出たことがある方、施術部位に炎症や感染がある方はフィラーを避ける必要があります。自己免疫疾患がある方や、治りにくいしこりができた経験がある方は、事前に医師と相談しておくのがよいでしょう。

判断に迷う点があるなら自己判断せず、カウンセリングで正直に伝えるのが最も安全です。小さな情報ひとつが副作用の予防に大きな違いを生みます。

あざと腫れはどれくらい続く?

フィラーは針やカニューレで皮膚の中に直接注入する施術のため、注射した場所に内出血や軽い腫れが出るのはよくある反応です。特に顔は細い血管が密に走っているため、どれほど慎重に注射しても小さな血管に触れて内出血ができることがあります。ほとんどは施術部位が限られているため、日常生活に大きな支障を与えない程度で経過します。

  • 軽い腫れ: たいてい1〜2日以内に目立たなくなります。
  • 内出血: 長くても1〜2週間ほどで色が薄くなり消えていきます。
  • 硬さを感じる感覚: 組織になじんでいく過程で生じ、時間とともに柔らかくなります。

内出血が出やすい体質であれば施術前に伝えておき、大事な予定があるなら余裕を持って日程を組むのがよいでしょう。

References

Korean Dermatological Association, American Society for Dermatologic Surgery (ASDS), and Ministry of Food and Drug Safety (MFDS).

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診療を行う美容医師が執筆しており、一般的な教育目的です。個別の医療アドバイスに代わるものではありません。

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