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美容施術のカウンセリング前の確認事項、後悔を減らすチェックリスト

By Dr. Kim1 min read

美容施術を後悔している方を見ていると、施術そのものが失敗というより、準備の段階でボタンを掛け違えているケースがずっと多いのです。原因の見立てを誤ったり、元に戻せない施術を十分理解しないまま決めてしまったり、そんな場合がほとんどです。

以下の7項目は、診察室で患者さんによくお伝えしている内容です。それぞれなぜ大事なのか、具体的に何を確認すべきなのか、見落とすとどんな問題が起きるのかを合わせて整理しました。あらかじめ知っておくと、カウンセリングの場で流されにくくなり、自分に合わない施術をふるいにかけやすくなります。

カウンセリング前に変えたい点を書き出す

同じ顔を見ても、悩みの根っこは人それぞれ違います。たとえば顔が老けて見える理由が、茶色い色素によるものの人もいれば、頬のたるみによるものの人、こめかみや頬のボリュームが落ちたことによるものの人もいます。原因が色素なのか、たるみなのか、ボリューム不足なのかによって、必要な機器と施術はまったく変わってきます。

目的があいまいなままカウンセリングの椅子に座ると、クリニックの勧めるままに流されやすくなります。ボリュームが落ちている人が色素レーザーばかり繰り返しても、お金と時間を使うだけで顔の印象は変わりません。ですからカウンセリングの前に、自分は正確に何を変えたいのか、一文で書き出しておくとよいでしょう。

施術の前にまず診断を受けるべき?

この項目が最も重要です。見た目には同じ「シミ」に見える茶色い斑点でも、実際には種類が異なります。色素が皮膚の浅い層にある表皮型、深い層まで入り込んだ真皮型、そしてABNOMと呼ばれる後天性両側性太田母斑様色素斑では、それぞれ効きやすい治療法が違います。

問題になるのは誤診したときです。真皮に深く根を張った色素やABNOMを単純なシミと見なしてレーザートーニングだけを繰り返すと、色素が薄くなるどころか刺激を受けてかえって濃くなる、いわゆるリバウンド色素沈着が起こることがあります。炎症後色素沈着でまだらな痕が残ることもあります。ですから施術名を先に選ぶのではなく、ウッド灯検査やダーモスコピー(皮膚拡大鏡)といった方法で色素がどの深さにあるのかを見極めるのが順序です。原因がわかって初めて、合った波長のレーザーを選べます。

相談した医師が直接施術するか確認

カウンセリングは相談員が行い、施術は別のスタッフが担当するクリニックもあります。しかしレーザーの出力をどう設定するか、フィラーやボツリヌストキシンをどの部位にどれだけ入れるかは、解剖学と皮膚の状態を理解した医師が判断すべき領域です。

カウンセリング担当者と施術者が別だと、情報が途中でねじれてしまいます。売上目標を持つ相談員が回数を水増しして勧めたり、施術当日になって医師が初めて自分の肌を見る、という状況が起こり得ます。ですからカウンセリングの段階で、医師本人と会えるのか、実際の施術も医師が行うのかを事前に聞いておきましょう。この質問をはぐらかすクリニックなら、もう一度検討する価値があります。

機器は正規品で認可を受けている?

同じ名前の機器でも結果が分かれる大きな理由は消耗品です。HIFU(高密度焦点式超音波)リフティングやRF(高周波)機器は、カートリッジやチップという消耗品を通してエネルギーを伝えますが、この消耗品には照射できる回数(ショット数)があらかじめ決まっています。正規品ではないチップを使ったり、すでに使ったカートリッジを使い回したりすると、見た目には同じ施術に見えても、実際に伝わるエネルギーがまちまちになります。効果が出ないか、逆にやけどのリスクが高まります。

認可の有無も確認したいポイントです。厚生労働省や医療機器の承認を受けた機器・適応であるか、それとも承認の範囲を超えて使うオフラベル(off-label)なのかを区別して聞いておくとよいでしょう。

  • 本体機器が正式に承認された製品かどうか確認しましょう。承認を受けていない機器は安全性と効果が検証されていないためです。
  • チップやカートリッジを目の前で新しく開封するか、ショット数は何発かを確認しましょう。使い回しやショット数が少ないと、伝わるエネルギーが不足したり、まちまちになったりするためです。
  • 極端に安い料金であれば、正規の消耗品を使っているか聞いてみましょう。正規品には原価がかかるため、相場よりかなり安い金額は非正規の消耗品を使っているサインになり得るためです。

正規の消耗品には原価がかかる分、相場よりかなり安い料金はむしろ疑ってみるべきサインです。

ダウンタイムと元に戻せるかどうか

効果の話だけで決めてしまうと、回復の過程で戸惑うことになります。施術によって日常生活に戻れるまでの時間はさまざまです。レーザートーニングは赤みが数時間で引きますが、フラクショナルレーザーや糸リフトは腫れとあざが数日から1週間以上続きます。大事な予定があるなら、この回復期間を踏まえてスケジュールを組む必要があります。

元に戻せる施術かどうかも必ず確認しましょう。フィラーといっても全部同じではありません。HA(ヒアルロン酸)フィラーはトラブルが起きても、ヒアルロニダーゼという分解酵素で溶かして元に戻せます。しかしPLLA(ポリ乳酸)やPCL、CaHA(カルシウム成分)のフィラーはこうした溶ける物質ではないため、しこりになったり形がずれたりしても簡単には取り除けません。元に戻しにくい施術ほど、施術者の経験と最初の判断がより重要になります。ですから、この施術がうまくいかなかった場合に戻す方法があるのかを事前に聞いておくとよいでしょう。

大きなパッケージを当日に決済してもいい?

原因の診断が終わる前に、10回、20回といった高額パッケージを前払いさせようとするクリニックがあります。これが危ういのには2つ理由があります。1つは、自分の肌がその施術にどう反応するかを1、2回試す前に大金が拘束されてしまうこと。もう1つは、反応が思わしくなかったり副作用が出たりしても、すでに支払った回数分があるために引き返しにくくなることです。

「今日だけの割引」とその場での契約を急かしてくるのもよくあるやり方です。良いクリニックは考える時間を急かしません。

  • まずは必要な分だけ始め、反応を見てから回数を増やしましょう。自分の肌がその施術にどう反応するかを確認してから決めることで、合わない施術に大金が拘束される事態を避けられるためです。
  • 即日契約を強く迫られたら、一日置いてみましょう。急いで下した決断ほど後悔しやすく、良いクリニックであれば数日後に行っても条件が大きく変わることはないためです。
  • 返金規定は契約前に書面で確認しましょう。途中でやめる状況になったときに残りの回数分を返してもらえるかどうかが契約書に明記されていてこそ、トラブルを避けられます。

一度で終わらない施術への期待値

一度の施術ですべてが仕上がるケースはまれです。多くは何度かに分けて段階的に良くなっていきます。色素の治療は刺激を抑えるために低い強度で回数を分けて行い、コラーゲンを刺激するリフティングは新しいコラーゲンが満ちてくるまでに数週間から数か月かかります。つまり効果が時間をかけてゆっくり現れる施術が少なくありません。

最初から劇的な変化を期待すると、失敗のように感じやすくなります。ですからカウンセリングの際には、どの程度の改善を何回くらいで見込めるのか、具体的に聞いておきましょう。誇張した約束より、限界まで正直に説明してくれるクリニックのほうが信頼できます。

References

  • 大韓皮膚科学会、色素疾患およびレーザー施術に関する患者向け情報資料
  • 韓国食品医薬品安全処、医療機器の承認情報および安全使用に関する案内
  • American Academy of Dermatology(AAD)、美容施術のカウンセリングと施術者確認に関する患者向けガイド
  • U.S. Food and Drug Administration(FDA)、エネルギーベースの美容医療機器およびフィラーの安全性情報
  • British Association of Dermatologists(BAD)、施術前カウンセリングと副作用に関する患者向け案内資料

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診療を行う美容医師が執筆しており、一般的な教育目的です。個別の医療アドバイスに代わるものではありません。

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