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男性の髭レーザー脱毛、GentleMax Pro Plusで太く密度の高い髭を減らす原理と注意点

By Dr. Kim1 min read

毎朝髭を剃ってもほんの数時間でまたジョリジョリしてくる、剃った後に赤いブツブツができる、そんな悩みからレーザー脱毛を考える男性が増えています。女性の腕や脚の脱毛と違い、男性の髭は太く色が濃く、狭い範囲に密集しているため、同じレーザーでも扱いが難しくなります。太く濃い毛はレーザーによく反応するよい標的である一方、それだけ痛みやfolliculitis(毛包炎)のような反応にも気を配る必要があります。GentleMax Pro PlusはAlexandriteとNd:YAGという2つの波長をあわせ持ち、こうした太い髭やさまざまな肌色に対応できるよう作られた機器です。何回受ける必要があるのか、痛みやfolliculitisの心配はどの程度なのか気になるところだと思います。毎日の髭剃りと比べて何がよいのかまで、以下で一つずつ見ていきます。

男性の髭部位へのレーザー脱毛施術の様子

太く密度の高い髭、なぜレーザー脱毛が難しいのか

髭は体の毛の中でも太さと密度がもっとも高い部類に入ります。思春期以降、男性ホルモンの影響でうぶ毛が太く濃い硬毛に変わり、顔という狭い面積に色の濃い毛が密集して生えます。レーザー脱毛は毛の黒いメラニン色素に熱を与えて毛根を壊す方式のため、太く濃い髭は標的がはっきりしていて反応がよいほうです。

ただし、この密度の高さは諸刃の剣でもあります。狭い面積に色素が集まっていると、同じ出力でも熱が多くたまり、肌表面まで一緒に熱くなりやすいのです。顔は腕や脚より肌が薄く敏感なうえ、皮脂腺も多いため、痛みや赤み、folliculitisのような反応が比較的起こりやすくなります。

毛根の深さも見逃せないポイントです。髭の毛根はほかの部位より深いところにある場合が多く、表面だけを狙うと毛根まで十分な熱が届かないことがあります。浅く照射すれば毛根を外し、強く照射すれば薄い顔の肌が傷つくおそれがあるため、バランスを取るのは簡単ではありません。

髭はよく反応する標的でありながら、扱いが難しい部位でもあるということです。そのため男性の髭は、波長と出力、冷却をあわせて調整できる機器で、肌色と毛の状態を見ながら丁寧に扱う必要があります。どの機器でどう扱うかが結果を大きく左右します。

GentleMax Pro Plus脱毛レーザー機器

GentleMax Pro Plusはどんな原理で髭をなくすのか

レーザー脱毛の原理は色素だけを選んで温めることにあります。毛の黒いメラニンがレーザー光を吸収して熱に変わり、その熱が毛を作る毛根に伝わって再び生えないよう損傷させます。周囲の肌は色素が少ないため、相対的に熱を受けにくくなっています。

GentleMax Pro PlusはCandela社が作った機器で、755nmのAlexandriteと1064nmのNd:YAGという2つの波長を1台に搭載しています。755nmはメラニン吸収が高く色白の肌の太い毛に効率がよく、1064nmはより深く入りながらメラニン吸収が低いため色黒の肌にも比較的安全です。施術の瞬間に表面へ冷却材を噴射する冷却装置があり、毛根に熱を与えながら肌は保護するよう設計されています。

2つの波長をあわせ持つ点が、男性の髭に特に有利です。肌色が明るければ755nmで効率を高め、日焼けしていたり元々色黒だったりする肌なら1064nmで安全性を優先できるためです。

項目Alexandrite 755nmNd:YAG 1064nm
メラニン吸収高い低い
浸透の深さやや浅いやや深い
適した肌色白の肌色黒の肌
強み太い毛への効率やけどのリスクが低い

このグラフはAlexandriteとNd:YAGを併用した臨床で5回施術後の部位別の毛量減少率を示しています。バーが長いほど毛が多く減ったことを意味し、脇の下83%から胸80%前後まで、おおむね80%台に集まっています。髭は顔なのでより密集しており回数がさらに必要になることもありますが、太く濃い毛のぶん反応自体は良いほうです。
このグラフはAlexandriteとNd:YAGを併用した臨床で5回施術後の部位別の毛量減少率を示しています。バーが長いほど毛が多く減ったことを意味し、脇の下83%から胸80%前後まで、おおむね80%台に集まっています。髭は顔なのでより密集しており回数がさらに必要になることもありますが、太く濃い毛のぶん反応自体は良いほうです。

髭脱毛、何回をどれくらいの間隔で受ければよいのか

何回かに分けて受ける必要があるのは、毛の成長サイクルのためです。毛は生える時期、休む時期、抜ける時期を繰り返しており、レーザーは色素の多い成長期の毛にだけよく効きます。1回施術すると、その時点で生えていた毛だけが処理され、休んでいた毛は次の回に生えてきます。

そのため通常は4週間から6週間の間隔で分けて受けます。Alexandrite脱毛を長期間追跡した研究では、患者は最低3回以上、平均5.6回を受けていました。回を重ねるごとに成長期の毛を順番にとらえ、毛の総数と太さがあわせて減っていきます。

効果の大きさは部位によって異なります。Alexandrite とNd:YAGを併用した臨床では、5回施術後の減少率が脇の下83.0%、ビキニライン82.1%、脚82.2%、背中81.6%、胸79.6%と、おおむね80%前後でした。髭は顔で密度が高いため回数がより必要になることが多いものの、太く濃い毛という点では反応がよいほうです。ただし永久脱毛という言葉は、すべての毛が永遠になくなるという意味ではなく、再び生える毛が意味のある程度に減った状態を指します。時間が経つと一部の毛が再び生えてくることがあるため、間隔をあけたメンテナンス施術が必要な場合が多くなります。

痛みとfolliculitis、どれくらい心配すべきか

髭の部位は神経が敏感で、施術中のチクチクした感覚がほかの部位より強めに出ます。ただし冷却装置が表面を冷やしてくれ、必要であれば施術前に麻酔クリームを塗って痛みを和らげることもできます。施術直後は赤くなったり毛穴の周りが少し腫れたりする反応がよく見られますが、たいてい1、2日以内に落ち着きます。

folliculitisは前もって知っておくとよいでしょう。施術後、一時的に毛穴に小さな吹き出物のような炎症が出ることがありますが、ほとんどは数日以内に治まります。むしろレーザー脱毛は、髭剃りで起こる慢性のfolliculitis、つまり肌に食い込んだ毛が原因で起こる炎症の治療にも使われます。色黒の肌で1064nm Nd:YAGを使ってこの問題を扱った研究では、低出力での施術後に吹き出物のような病変が約92%減り、毛と病変を合わせた全体的な改善が平均86.5%と報告されています。

色素の変化はまれですが知っておく価値があります。顔が日焼けしていたり元々色黒だったりする場合、表皮が熱を受けて一時的に色素が濃くなったり薄くなったりすることがありますが、施術前後に日焼けと強い日差しを避け、日焼け止めを塗っておけばほとんど防げます。こうした反応を減らすには、肌色にあわせて波長と出力を調整することがもっとも重要です。

反応様子対処
痛みチクチクする感覚冷却、麻酔クリーム
赤み1、2日鎮静、保湿
folliculitis一時的な吹き出物たいてい自然に改善
色素の変化まれ日焼け止め

このグラフはレーザー脱毛後にかえって毛が増えるparadoxical hypertrichosisがどれくらい報告されているかを部位別に示しています。体幹や腕脚は0.08%とごくまれですが、顔と首は16.2%まで報告されており、髭の部位で相対的に多く見られます。全体ではおよそ3%の水準で、十分な出力と周辺部までのケアでリスクを下げられます。
このグラフはレーザー脱毛後にかえって毛が増えるparadoxical hypertrichosisがどれくらい報告されているかを部位別に示しています。体幹や腕脚は0.08%とごくまれですが、顔と首は16.2%まで報告されており、髭の部位で相対的に多く見られます。全体ではおよそ3%の水準で、十分な出力と周辺部までのケアでリスクを下げられます。

paradoxical hypertrichosisとは何か、本当に毛が増えるのか

paradoxical hypertrichosisは、レーザー脱毛を受けた部位やその周辺で、かえって毛が太く多くなる反応です。正確な理由はまだ完全には解明されていませんが、毛根をなくすには足りない中途半端な熱が、むしろ休んでいた毛根を刺激して成長させてしまうという説明が有力です。

どこで起こりやすいかも重要なポイントです。複数の研究をまとめた分析では、体幹や腕脚は0.08%と非常にまれでしたが、顔と首ではずっと高い頻度で報告されています。全体ではおよそ3%の水準で、顔の部位だけを見たある研究では16.2%まで見られました。ほかでもない顔と首で多いという点で、髭脱毛はこの反応を念頭に置く必要があります。

リスクを高める要因も知られています。色黒の肌、太く濃い毛、ホルモンに関わる体質があると起こりやすい傾向があります。予防のポイントは中途半端な出力を避けることにあります。毛根を確実に狙えるだけの十分な出力で、脱毛したい範囲の外側の周辺部まであわせてケアすれば、リスクを下げられます。だからこそ顔のような敏感な部位ほど、肌色と毛の状態を見ながら出力を決められる施術者に出会うことが大切です。

髭剃りと比べると何がよいのか

髭剃りはもっとも手軽ですが、表面の毛を切るだけの方法のため、数時間でまたジョリジョリしてきて毎日繰り返す必要があります。刃が肌をこすることで赤みや小さな傷が残ることもあり、切れた毛先が肌の中に食い込むと埋没毛、つまりpseudofolliculitisが起こり、赤いブツブツが繰り返し出やすくなります。

レーザー脱毛は毛根そのものを減らす方式のため、方向性が異なります。何回かにわたって毛の数と太さが減れば髭剃りの回数が減り、埋没毛による慢性のfolliculitisもあわせて和らぎます。毎日の面倒さや髭剃り後の肌荒れから解放されたいという目的であれば、よく合う選択です。

もちろんレーザーが万能というわけではありません。色の薄い白髪や非常に細いうぶ毛は色素が少ないためあまり反応せず、複数回の施術とメンテナンスが必要になります。髭を完全になくすというより密度を自然に減らしたり輪郭を整えたりする目的であれば、残す部位と減らす部位をあらかじめ相談しておくのがよいでしょう。

項目髭剃りレーザー脱毛
持続数時間施術後は長期間
folliculitis起こりやすいむしろ和らぐ
手間毎日間隔をあけた施術
限界繰り返し必要白髪への反応が低い

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診療を行う美容医師が執筆しており、一般的な教育目的です。個別の医療アドバイスに代わるものではありません。

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