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ボディInModeが高周波熱と陰圧吸引で脂肪を減らし、肌まで引き締める仕組みとケア方法

By Dr. Kim1 min read

ボディInModeは、しばしば「高周波でお腹の脂肪を焼く施術」として知られています。間違いではありませんが、半分しか説明できていません。熱だけを考えると、なぜこの機器にわざわざ吸引パッドが付いているのか説明がつきません。

実際には三つの力が順番に働きます。高周波の熱が脂肪層を温め、陰圧がその組織を吸引パッドの方へ引き寄せ、短く強い電気刺激が脂肪細胞に信号を送ります。それぞれ役割が異なり、順番が変われば効果も変わってきます。なぜ三つが揃って必要なのか、一つずつひも解いていきます。

ボディInModeは何を組み合わせた機器なのか?

ボディInModeは、イスラエルのInMode社が開発した高周波ボディ機器で、吸引ハンドピースの中に高周波電極と真空ポンプ、電気刺激装置がまとめて組み込まれています。InModeはこの組み合わせを独自にA.C.E.(Acquire、Control、Extend)方式と呼んでいます。

Acquireは吸引パッドが肌と脂肪を引き寄せてつかむ段階、Controlはその状態で高周波の温度を目標範囲に保つ段階、Extendは電気刺激で脂肪細胞への反応を広く行き渡らせる段階です。三つの段階が連続するように設計された機器なので、熱だけを照射する機器とは動作の順番そのものが違います。

高周波が脂肪層を温める原理とは?

高周波(RF、1秒間に数百万回振動する電気エネルギー)は、体内の水分と組織の抵抗を利用して熱を生み出します。電子レンジが水分子を揺らして食品を温めるのと似た原理と考えるとわかりやすいでしょう。電極の間を電流が通り抜ける際、その経路にある組織の温度が上がっていきます。

皮膚の下にある脂肪層は筋膜や筋肉より電気抵抗が高めで、同じ電流が流れても熱が溜まりやすい傾向があります。そのため高周波を一定時間当てると、脂肪層の温度が表皮より先に、より大きく上昇します。この温度上昇が、細胞にストレスを与える最初の段階です。

陰圧吸引が果たす役割とその理由

陰圧、つまり真空で組織を吸い上げる装置は、単なるマッサージのためのものではありません。吸引パッドが肌と脂肪を持ち上げると、組織が電極により近く、より均一に密着します。電極と組織の距離が近いほど電流が均等に広がるため、一部だけ過熱して周囲は温まりにくいという偏りが少なくなります。

また陰圧には組織を軽く伸ばす効果もあります。伸びた組織は表面積が広がるため、同じ時間でもより広い範囲が熱にさらされます。スポンジを押しつけてから離すとその部分がより水を吸いやすくなるように、吸引で密着させた部位はエネルギーをより均一に受け取ることになります。

電気刺激パルスが脂肪細胞を刺激する仕組み

Extendの段階では、高電圧の短い電気パルスが脂肪細胞に加えられます。このパルスは細胞膜に瞬間的な電気刺激を与えますが、その強さは細胞を破裂させるほどではなく、細胞内でストレス信号をオンにするのに十分なレベルに調整されています。

熱ですでにストレスを受けた脂肪細胞にこの電気刺激が加わると、細胞がアポトーシス(細胞が自らシグナルを出して整理される過程)に入る閾値が下がるとされています。古い葉が強風一つでより簡単に落ちるように、熱で弱った細胞が電気刺激をきっかけに整理の段階へ進むと理解すればよいでしょう。こうして整理された脂肪細胞は、その後体の代謝過程を通じて少しずつ処理されると説明されています。

なぜ熱と陰圧が同時に必要なのか?

熱だけでは表面の温度は上がっても、深さと範囲にムラが出ます。肌と電極の間にわずかな隙間があると、その部分は相対的に温まりにくくなるためです。逆に陰圧だけでは組織を引き寄せるだけで、細胞反応を誘導する刺激がありません。

二つが揃って必要な理由はここにあります。陰圧が組織をつかんで接触を均一にし、その上で高周波が安定して熱を積み上げていきます。接触が不安定だと温度管理も不安定になるため、順番としては陰圧が先に位置を整え、熱が後から続く構造で設計されています。

さらに機器の中には、温度と抵抗をリアルタイムで測るセンサーが組み込まれています。組織の温度が目標範囲を超えそうになると、出力を自動的に下げるよう設計されているといいます。陰圧で接触を均一にし、センサーで温度を常に確認するという二つの仕組みが揃うことで、脂肪層は十分に温めながら表皮の熱傷リスクは低く抑えられます。

コラーゲン収縮で肌が引き締まる原理

脂肪層を温めている間、その上にある真皮層のコラーゲンも一緒に熱を受けます。コラーゲンはもともとらせん状にねじれたタンパク質ですが、一定の温度以上の熱を受けるとそのらせん構造が瞬間的に縮み、組織が収縮します。麺を茹でると元より短く太くなるのと似た変化です。

この即座の収縮が、施術直後に肌が少し引き締まって見える理由です。時間が経つにつれて、熱刺激によって線維芽細胞(コラーゲンを新しく作り出す肌の中の細胞)が反応し、新しいコラーゲンを作り出す過程も並行して続くと報告されています。即座の収縮と徐々に積み上がるコラーゲン、この二つが時間差をつけて肌を一緒に引き締めていきます。

何回くらい受ければ変化を感じられるのか?

ボディInModeは一度で終わる施術ではなく、複数回にわたって繰り返す方式で設計されています。脂肪細胞が整理され代謝される過程も、コラーゲンが新しく積み上がる過程も、どちらも一度の刺激では終わらず積み重なる性質を持っているためです。

  • 脂肪整理の過程に時間がかかるため: アポトーシスに入った脂肪細胞もすぐに消えるわけではなく、体が少しずつ処理する代謝過程を経ます。そのため一度の施術では変化が大きく感じられないことがあります。
  • コラーゲンリモデリングが積み重なるため: コラーゲンは毎回少しずつ刺激を受けながら蓄積される性質があり、繰り返すほど肌の引き締まり具合が積み重なる傾向があると報告されています。
  • 個人差で脂肪層の厚みと反応速度が異なるため: 脂肪層が厚い部位は熱が均一に広がるまでに時間がかかることがあり、部位や人によって必要な回数に差が出ることがあります。

施術後はどのようにケアすればよいか?

施術直後はその部位が温かく、やや赤みを帯びて見えることがあります。熱が組織の中に残っている状態で起こる自然な反応であり、時間が経つにつれて落ち着くことが多いといわれています。

  • 施術当日はサウナや岩盤浴のようにさらに熱を加える活動は避けることが勧められます。すでに温まった組織にさらに熱が加わると、回復が遅れることがあるためです。
  • 水分を十分に摂ることが勧められます。代謝過程で整理される脂肪細胞を体が処理する際に水分が関わるといわれているためです。
  • 一定の間隔を空けて繰り返し施術を受けることが勧められます。コラーゲンが積み上がり脂肪が整理されるために必要な時間を確保するためです。

紫外線対策とこまめな保湿も、コラーゲンを維持するのに役立つとされており、施術の有無に関わらず続けておくとよいでしょう。繰り返し施術の合間に軽いウォーキングや有酸素運動を取り入れるのも助けになるといわれていますが、これは体が脂肪細胞を整理し代謝させる過程そのものが全身の代謝と連動して進むためです。施術一回ですべてが完結するというより、熱と陰圧が生み出した変化は、その後の日々のケアの上でより良く維持されると考えるとよいでしょう。

References

Korean Dermatological Association, American Academy of Dermatology (AAD), and Ministry of Food and Drug Safety (MFDS).

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診療を行う美容医師が執筆しており、一般的な教育目的です。個別の医療アドバイスに代わるものではありません。

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