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ウルフィットボディの超音波でお腹や太ももの脂肪が溶けるというけれど、一体何回受ければいいのか?

By Dr. Kim1 min read

お腹や太ももの脂肪は、ダイエットをしてもなかなか落ちにくい部位です。だからこそ、メスを使わずに脂肪を減らせるというウルフィットボディHIFUのような施術に関心を持つ人が増えています。HIFUとはHigh Intensity Focused Ultrasoundの略で、簡単に言えば超音波を一点に集めて照射する機器のことです。

顔のリフティングに使われるHIFUを知っている人なら、ボディ用も同じような原理だろうと想像するかもしれません。ですが、狙う深さも、目標とする組織も違います。超音波がなぜ脂肪だけを選んで温めるのか、その脂肪がどうやって消えていくのか、顔用とは何が違うのか、そして施術回数と効果の持続期間はどれくらいなのかを、一つひとつ丁寧に解きほぐしていきます。

ウルフィットボディHIFUとはどんな施術なのか?

ウルフィットボディは、超音波エネルギーを皮膚の下の脂肪層の一点に集め、その部分だけを瞬間的に高温にする非手術のボディシェイピング機器です。針もメスも使わず、皮膚の上に機器を当てるだけで施術が進みます。

脂肪を物理的に吸引する脂肪吸引とは違い、熱で脂肪細胞にダメージを与え、体が自らその細胞を処理するよう促す仕組みです。そのため切開や傷跡がなく、回復期間もほとんどないと言えるほど短いのが特徴です。ただし効果は一気に現れるのではなく、施術後4週間から12週間かけてゆっくりと現れてきます。

特に運動をしても落ちにくい下腹部や太ももの内側のように、特定の部位に居座る脂肪をピンポイントで減らすのに向いています。一方、体全体の脂肪量そのものが多い場合は、この施術一つですべて解決するのは難しく、食事や運動といった生活管理と並行してこそ、結果が自然に続いていくと言われています。

集束超音波が脂肪層に熱を集める仕組みとは?

虫眼鏡で日光を一点に集めると紙が焦げる、あの現象を思い浮かべると分かりやすいでしょう。広く広がっていた光をレンズで一点に集中させると、その部分だけ温度が一気に上がります。集束超音波、つまりHIFUも同じ原理で働きます。

機器の中にある超音波トランスデューサーが複数の方向から音波を送り出し、これらの音波が体内の決まった深さの一点で重なり合います。通り道にある皮膚や脂肪組織はさほど熱くなりませんが、複数の音波が集まるその焦点だけは、瞬間的に60から70度前後まで温度が上がります。何人もの人がそれぞれ違う方向から懐中電灯で同じ壁を照らすと、その壁だけがひときわ明るくなるのと似た理屈です。

ウルフィットボディは、この焦点の深さを脂肪層に合わせて調整します。そのため皮膚の表面には大きな刺激を与えないまま、その下にある脂肪細胞が集まった層だけで瞬間的な高熱が生まれます。

なぜ焦点が当たった脂肪細胞だけが消えるのか?

焦点に達した瞬間、温度は脂肪細胞が耐えられる限界をはるかに超えます。これほどの高温では、脂肪細胞の膜と内部構造が一瞬で崩れる反応、つまり凝固壊死が起きると報告されています。細胞が文字通りその場で熱によって変性し、機能を失ってしまうわけです。

一方、焦点を外れた周辺組織、つまり皮膚や血管、神経組織は、同じ瞬間でも温度がそれほど上がりません。音波は複数の方向から来て、ちょうどその一点でだけ重なり合うため、重なる前の経路ではエネルギーが弱く分散した状態にあるからです。この温度差のおかげで、狙った脂肪細胞だけをピンポイントでダメージを与え、周辺組織は比較的そのまま保つことができます。

イメージしにくければ、熱いお湯で例えてみましょう。60から70度は手を少し浸けただけでもやけどしかねない温度で、これほどの熱が細胞一つ分というごく狭い空間に瞬間的に集中するのですから、脂肪細胞にとってはとても耐えられません。逆に焦点を通り過ぎる経路上の組織は、この熱がかすめる程度で通り過ぎるだけなので、ダメージにまでは至らないのです。

壊れた脂肪はどのように体から排出されるのか?

ダメージを受けた脂肪細胞は、施術直後にすぐ消えるわけではありません。凝固壊死で機能を失った細胞は、体が異物として認識し、徐々に片付けていく過程をたどります。

この片付けを担当するのが、マクロファージという免疫細胞です。マクロファージはその名の通り、ダメージを受けた細胞の破片を大きく飲み込んで処理する役割を持っています。死んだ脂肪細胞の残骸を少しずつ分解して脂肪酸のような小さな成分に変え、これらの成分は血液とリンパを通って肝臓へ運ばれ、代謝されて体外へ排出されると言われています。

この過程は4週間から12週間かけてゆっくりと進みます。そのため施術直後よりも、4週間から12週間ほど経った頃に、周囲径や触感の変化をよりはっきりと感じるケースが多いのです。施術後4週間、こまめな水分補給や軽いウォーキングのような活動を取り入れると、この代謝の過程を助けると言われています。

あえてたとえるなら、傷が治って新しい皮膚ができていく流れに似ています。ただ、目に見えるかさぶたの代わりに、皮膚の下の脂肪層で静かに片付けが進んでいく点が違います。ですから、施術の翌日に鏡を見て大きな変化がないからといって、がっかりする必要はありません。体の中ではすでにマクロファージが残骸を運び出す作業を始めていて、外から分かるようになるまでに時間がかかるだけなのです。

顔用HIFUとボディ用の設定は何が違うのか?

同じ集束超音波方式でも、顔用とボディ用では狙う組織と深さが異なります。その違いを生み出しているのが、次の3つのポイントです。

  • 狙う深さが違います。顔用HIFUは筋膜層であるSMAS(Superficial Musculo-Aponeurotic System、顔の筋肉を包む薄い膜)まで焦点を合わせ、たるんだ組織を引き上げることが目標です。一方、ボディ用はそれより浅い皮下脂肪層に焦点を合わせ、脂肪細胞そのものを減らすことが目標なので、狙う組織の種類からして異なります。
  • カートリッジの焦点深度が違います。顔は皮膚層が薄く筋膜までの距離が短いため、1.5から4.5mm程度の浅いカートリッジを使います。一方、お腹や太ももは脂肪層がはるかに厚いため、8から13mmまで届く深いカートリッジを使わないと、脂肪層の真ん中まで熱が届かないのです。
  • 扱う面積と出力が違います。顔は狭い範囲で繊細にラインを整えることが重要なため、低い出力で密に施術を進めます。お腹や太ももは面積がはるかに広いため、広い範囲をムラなく照射できるよう、比較的間隔を空けつつ出力を調整して進めることが多いです。

このように部位ごとに深さと出力を変える理由は、結局のところ焦点をどこに置くかが結果を左右するからです。脂肪層の厚さは人によっても部位によっても違うため、超音波画像で実際の脂肪層の厚さを確認したうえでカートリッジと出力を調整する過程を合わせて行うことが、安全につながると言われています。

なぜ一度で終わらず何回かに分けて受けるのか?

一度の施術で刺激できる脂肪細胞の量には限界があります。安全な範囲内で照射できるエネルギーの総量が決まっていて、それ以上に無理に押し進めると、やけどや組織へのダメージのリスクが高まるからです。

フライパンを思い浮かべると分かりやすいでしょう。弱火でじっくり火を通せば食材は均一に火が入りますが、火力を最大にして一気に仕上げようとすると、外は焦げて中は生焼けになってしまいます。それと同じで、お腹全体を一度に最大出力で押し進めると、脂肪細胞だけでなくその上の皮膚まで熱によるダメージを負うリスクが高まります。だからこそ、一つの部位の中でも複数のポイントに分けて照射し、施術全体も複数回に分けるほうが安全なのです。

こうした理由から、通常は4週間から8週間の間隔を空けて2回から4回に分けて進めます。マクロファージが前回の脂肪の残骸を処理するのにも時間が必要で、体が回復する時間を確保してから次の回に進んでこそ、結果が安定して積み重なると言われています。間隔を無理に詰めるより、推奨された間隔を守るほうが安全です。

効果はどれくらい持続するのか?

一度凝固壊死で消えた脂肪細胞は、再び新しく生まれることはないと言われています。そのため、施術で得られた結果そのものは、比較的長く持続するほうに入ります。

ただし、残っている他の脂肪細胞は依然として大きくなる可能性があります。施術した部位の脂肪細胞の数が減ったとしても、その後体重が増えると残った細胞が膨らみ、その部位が再び目立ってくることがあるという意味です。ですからウルフィットボディは受けて終わりの施術というより、食習慣や運動といった生活管理を並行してこそ、結果がより長く続くと報告されています。

風船にたとえるとイメージしやすいでしょう。施術で風船の数そのものは減っても、残った風船に空気を入れ続ければ全体の体積はまた大きくなります。脂肪細胞も同じで、数が減ったこととは別に、残った細胞一つひとつが大きくならないよう管理することが、結果を長く保つ鍵になります。

体重の変化幅を大きくしないことが、持続期間を延ばす最も確実な方法です。施術で作った変化を無理な減量で急いで押し進めるより、生活習慣でじっくりと固めていくほうが、結果を長く保つうえで有利です。

References

Korean Dermatological Association, Ministry of Food and Drug Safety (MFDS), American Academy of Dermatology (AAD), and U.S. Food and Drug Administration (FDA).

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診療を行う美容医師が執筆しており、一般的な教育目的です。個別の医療アドバイスに代わるものではありません。

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